2009-04-30

マレー鉄道でシンガポールからマレーシア(KL)へ - その4

今回で2009年3月のマレー鉄道夜行乗車記は完結します。

22:00、定刻に列車はSingaporeを発車しました。発車後はSingapore内陸を縦断、住宅地の間などをひたすら走ります。ディーゼル機関車牽引ってこともあってスピードはそんなには出ていない感じ。「列車の旅」って気分になれますが、外は真っ暗なのであまり旅情は感じられないかも。Singaporeの住宅街やら郊外を走り、22:30ころにWoodpointに到着し、ここでSingaporeの出国となります。

大きな荷物は置いたまま、貴重品を持ってホームに下りると駅舎のようなところがそのままイミグレで、ここでSingaporeの出国手続きを行います。パスポートにSingaporeの出国印が押されるわけね。出国後は建物内を指定された方向にあるいていくとすぐ待合室。ここでしばし待つことになります。列車のチェックとかしているんでしょうかね。22:45ころに待合室のドアがあいて再びホームへ、元の車両に乗り込みます。

ここからは陸路同様に橋を渡り、Malaysisaへ入国します。てかこの時点でSingaporeは出国、Malaysiaには入国済みなのですでにMalaysisaへ入った形になっているわけです。列車は5分ほどで橋を渡り、23:00にJohoruに到着します。Johoru Bahruからは国内鉄道ということになるので列車も2等寝台や座席車のほうにホームから結構人が乗り込んできました。ここで30分ほど停車。Singaporeを出てから結構時間がかかるものです。

23:30にJohoru Bahruを出発。すぐに車内アテンダントが夕食と朝食を聞いてきます。夕食はチャーハンか麺とジュース(他にも紅茶とかあったと思う)。朝食はマフィンと飲み物(ミロか牛乳)です。オーダーして10分くらいだったかな、夕食を持ってきてくれます。食事はJohor Bahruで積み込まれるってことなんでしょうね。

で、あとはご飯たべたら寝てしまいました。疲れていたからなぁー。気がついたらなんとなく列車の速度が落ちており、どっかの駅のホームに入るところ。それがKuala Lumpurでした。なお朝ごはんは同行のmetro氏によると到着30分くらい前に持ってきてくれたとのこと。定刻は6:23ですが、それより早く6:00に到着、あわてて着替えてホームへと出ました。

なおKuala Lumpur駅は朝から売店があいていますので簡単な食事などはできそう。また公衆シャワーがあると聞いていたのですがこの日は休み。身体がなんとなくべたついている気がしたのですが、ディーゼル機関車の煙が車内に入り込んでいたのかもしれません。というのも個室が車両の一番前。その前が機関車で、走っている最中に貫通扉がよく開いていたのです。ってことで早朝に着くのはいいのですが、それから一服というか休憩できる場所を確保しておきたいところ。午前にチェックインできるホテルを取っておくのがよいかもしれません。

国境を越えるのに時間と手間がかかり、乗車してすぐに熟睡できないわけですが、寝ているうちにKLへ到着、朝から活動できるという点では便利かもしれません。到着後に休憩できるようならまた乗ってみたいですね。機会があれば逆区間も試してみたいと思います。


- WoodpointでSingapore出国後に列車に再乗車

- 夕食、というか時間的に夜中食ですね。Malaysiaの味そのもの。ま、無料なのでこんなものでしょう(私は好きですよ)


- 気がついたらKuala Lumpurへ到着。朝から活動するなら便利かも

2009-04-29

マレー鉄道でシンガポールからマレーシア(KL)へ - その3

2009年3月、今回乗ったマレー鉄道の1等寝台車の紹介ですー。

1等寝台車は1車両に6部屋。個室の入り口には鍵つきのドアがあります。車内の通路はやや狭く折り畳みの椅子などは無し。車両は若干くたびれていますが寝台そのものはちゃんときれいなシーツと枕カバーがあるので悪く無いです。ベッドは2段で下段は窓がありますが上段は窓なしで外が見えません。まぁ夜中発-早朝着なので外が見えなくても気にならないでしょうけどね。ベッドの幅は50-60cmくらいでそんなに広くはありません。上段に上がるための取り外しの梯子もあります。

また室内に入ってすぐ右においてある椅子の表面がべとべとというか経年劣化そのままでした。ここに座るときは新聞紙引いたほうがいいかもしれません。プラスチック製の椅子とかにすればいいと思うのですけどねぇ。そして各部屋にシャワーとトイレつき。トイレは吸引式でトイレットペーパーは豊富、たくさんおいてありました。シャワーのタオルは発車待ちの間に車内アテンダントの人が配ってくれました(持ち帰りはMYR30)。

また室内にはTVがあったものの映らず。電源はこのTVのコンセントしかなかったので、それを抜いて延長コードをつないで室内でノートPCなどを使っていました。携帯の充電など用に室内にコンセントが欲しいところです。

ということで、次回は発車してから到着するまでのお話を(次回で完結)。

- 通路はやや狭いかな。寝台は結構きれい。でも入ってすぐに置いてある椅子のシートはベトベト。椅子の上のほうに液晶TVがありますが映りませんでした。部屋の右手にドアがあってそこがトイレ&シャワー

- トイレットペーパーは山積みでした。シャワーは今回は利用せず(熟睡していたので)

2009-04-28

マレー鉄道でシンガポールからマレーシア(KL)へ - その2

2009年3月、マレー鉄道でシンガポールからマレーシア(KL)へ、その2です。

ということでSingaporeの駅のゲートは21:30にオープン。ホームを歩くとすぐにイミグレーションです。ここはMalayaisaの入国。まだSingaporeを出国していないのにMalaysiaの入国になるわけです。そしてここでは通常の入国手続きを行いますが、パスポートに入国印は押されません。Malaysiaの出入国カードも入国部分は切り離されず返却されるだけ。ただここで端末に入国の登録は行われるので、パスポートにスタンプがなくても入国した記録は残ります。まぁ念のためマレー鉄道の切符は保存しておいたほうがいいでしょうね。

イミグレを出るとそのままホーム、目の前に列車が止まっているので自分の指定された車両を目指します。後ろ側が2等寝台、その次が座席、そして食堂車、一番前側が1等寝台。食堂車はまだ営業せず誰もいない状態でした。全部で10数両編成です。

なお21:30にゲートをくぐって5分もしないうちに自分の車両にたどりついたのですが、出発時間まで退屈で死にそうでした。車両を撮影しようにも夜中で暗いし...21:45くらいに入ればよかったかもなぁー。

てなことで車両(って言えない写真だなぁ)の写真でも...続く。

- ホームに出ると列車が止まっています。最後尾は電源車、全部で15両くらい

- 2等寝台。通路はさんで縦方向に2段ベッド。昼は座席になるタイプかな

- 指定席。これだと激安だけど疲れそう。シートピッチはかなりあるようでした

- ホームは何も無し。飲み物などはゲート入る前に買っておきましょう


- これ1台でKLまで引っ張ってくれます

2009-04-27

マレー鉄道でシンガポールからマレーシア(KL)へ - その1

2009年3月、Singaporeに行って来ました。Singaporeへ行くとついでに隣国のMalaysisaへも寄ってくるのですが、今回はSingaporeからKuala Lumpurまでマレー鉄道(KTM)の夜行列車を利用してみました。ネット上にもいろいろ情報が書かれていますが、実際に自分で乗った体験を書いておこうと思います。

ネット上には出国と入国が逆、すなわち「Malayasia入国してからSingapore出国する」ってことが書かれています。どーなっているんだ?と思いつつもマレー鉄道は毎日動いているわけですし、このやりかたで問題なく毎日運用されているので悩まずにそのまま行っちゃえば大丈夫でしょう。

切符の手配はKTMのWEBサイトからオンラインで可能です。オンラインで購入して切符を印刷して当日持って行けばOK。今回は夜行の1等寝台利用なのでMYR304.44、8千円くらいでした。移動+ホテル代を考えると悪くないかも。ちなみに1等だと上下寝台の個室。なので1名利用は同室者がいるかどうか心配なところですね。私は今回はmetro氏と同行したのでその心配はありませんでした。なお2等寝台は通路を挟んで両側に進行方向方向に上下寝台がある構造で、まぁ治安は問題なさそうですから1人の場合はそっちでもいいかもしれません。

さて3月9日当日。夜行列車の発車時刻は22:00です。駅には21:00すぎに行きましたがなかなかゲートが開きません。ゲートは21:30ころに開いたのですが、指定席(寝台)でもあることだし、ゲートのあくころに駅に行っても問題ないかも。また駅にはフードコート(てかローカル屋台)や売店があるのでそっちで時間つぶしたり飲食物の買物しておくと時間がつぶれるでしょう。

Malayasiaの入国カードは駅で配ってます。記載台に置いてないのですが、ゲートが空く前くらいから係員が待合室を歩き回って配ってくれますし、ゲート先のイミグレの手前の事務所でももらえます。なので「入国カードが無い!」なんてあせる必要は無し。またこの入国カードには「Singapraから鉄路」みたいなスタンプが押されているので、あとでMalayasia出国時に係員がこれ見ると理解してくれるようになっているみたい。ま、次に書くけどMalaysia入国の記録はオンラインでされるので問題ありません。

てなことで続く...


- 発車1時間前でもゲートは閉まったまま



- Singapore駅で配っているMalaysiaの入国カードにはこのようなスタンプが。これで鉄路で入国したことがわかるようになっているような

2009-04-26

台北-深センのフライト


帰りの台北桃園国際空港にてこの表示を見かけました。台湾と中国大陸の直行便が開始されていますが、深セン(深圳)との間にもフライトあるんですね。これはびっくり。

なお台北到着時は東航と南航のフライトが到着していてイミグレは中国人だらけでした。国内旅行の感覚で来ている感じがしましたねー(まぁ中国人にとっては台湾は同じ国内ってことなのですが)。


- 台湾の空港でこの表示を見るとちょっとびっくりかも

台北捷運で星座とハローキティーの乗車券

台北捷運(地下鉄)がこんなものを出していました。1つは星座の記念切符。期間限定のようで毎週ごとに売り出しているようです。すでに発売のものは売り切れで人気あるみたい。


- 毎週ごとに星座記念切符を出しているみたい。ICカードかもしれませんが詳細不明(Easy Cardのロゴがないので切符のような)

もう1つがハローキティーの1日乗車券。ICカード(悠遊卡/Easy Card)でキーホルダー型みたいです。これで1日地下鉄など乗り放題で便利。しかしここにも日本語の案内があるってあたりがさすが台湾ですねぇ。


- こっちはICカードです。キーホルダーにICが入っているような。今度買ってみよう

2009-04-25

高雄捷運グッズショップ

台湾の鉄道各社はグッズの販売にも力を入れていますが、高雄捷運(地下鉄)も専用ショップを構えています。場所は紅線と橘線が交わり、六合夜市もある美麗島駅。改札を出た地下構内にあります。ICカードやチョロQっぽいやつの高雄捷運版のほか、美術系のグッズも売っているようです。

高雄の六合夜市で夜ご飯

台中で買物したあと、高雄到着は18:30くらい。台湾の夜ご飯はたいてい夜市です。レストランとか行った記憶は最近ありませんねぇー。今回は以下のもの食べてきました(Blogにあげようと思って全食撮影してみた)


- 高雄の六合夜市。捷運(地下鉄)できてから簡単に行ける


- 蝦の塩焼き。いつも行く屋台が休みで別のところへ。こちらは味がちょっとイマイチ。写真は2串ぶんでNTD300


- 水餃子。値段忘れた...


- チャーハン。これも値段が...


- 坦々麺+卵。この店のはちと油が多いかな


- 揚餃子っていうのでしょうか。名前ちゃんと書いておかないとだめだなー


- 西瓜牛乳NTD50で〆め

台湾・高雄でマグロのお寿司

台湾・高雄にこんな店があります。まぐろ専門店。というよりまぐろ寿司のファーストフード店ですが、なぜに高雄に?

味は料金を考えるとよいです。日本人が絡んでいるんじゃないかな。下の寿司でNTD200以下でしたから。場所は高雄捷運(地下鉄)の三多商圏(駅番号R8)出口4で降りて、太平洋SOGO前の大通り(三多三路)はさんで斜め左前くらい。


- 店の名前は順億


- これでNTD180だったか(うろ覚え)

台湾モスバーガーの母の日ケーキ

モスバーガーのカウンターに集まる女子高生、なんか日本っぽい光景を見ることができるのも台湾ですが、母の日キャンペーンのケーキを発売するようです。しかも日本語で「お母さんありがとう」。台湾の日本好き、ここまでやっちゃうわけですねー。


- 高雄駅の地下鉄改札付近にあるモスバーガー


- このまんま日本で発売してもよいかもしれない

台湾高鉄、便数大幅に減っていた

台湾高鉄の本数が減っているとは聞いていましたが、実際に乗ってみるとこの減便はかなり痛い。昼間は2本/時間しか走っておらず、各駅停車タイプのみ。まぁ今 までが走りすぎていたってことでしょうか。ちなみに時間は悪いけどMandarin Air(華信航空)が2009年4月30日より台北-高雄のフライトを3便/週から7便/週に増便するそうな。高鉄の本数減少も影響しているのかな?

ま た高鉄の運賃ですが、指定席の割引「二色キャンペーン」をやってます。時刻表を見ると色わけされており、青マークは85%オフ、オレンジマークは65%オ フ。台北-高雄の指定席はNTD1490ですが、青だとNTD1265、オレンジだとNTD965。自由席がNTD1490だからかなりの割引です。自販 機で切符を買うときに指定席を選べば、対応する時間の列車には自動的に青とオレンジの料金も出てくるので「割引知らなかった」なんてことにもなりません。時間によっては自由席はかなり込んでいるので指定席を狙って割引がなかったら自由席にする、ってのがいいでしょう。


- 平日昼間は大幅減便...なお下に日本語があるように、日本語版時刻表も置いてあります

台湾1泊2日出張 - 2009年4月22日-23日

2009年4月22日-23日、1泊2日で台湾へ行ってきました。目的はちょっとした視察&取材。台北到着後台中へ向かい、高雄で1泊。翌日台北へ向かい香港へ戻るスケジュールです。

フ ライトは前日に予約した関係で格安チケットはEVA Air(BR)しかなく、久しぶりの利用(数年前に台湾経由で日本に行ったとき、コードシェアで乗って以来かな)。HKD1110+諸税 HKD327=HKD1437でした。China Airも2日前まではほぼ同等の運賃があったのですが、前日だとHKG>TPEが深夜のCI926便(HKG0010>TPE0150)しか なく、さすがにそれは辛いのでパス。台北行きはいつでも取れるのですが、やはりもう少し早めに予約しておいたほうがいいのでしょう。

行き のBR852(HKG1110>TPE1250)は九龍駅で90分前にチェックインしたところ「満席で非常口の窓側のみになります」とのこと。まぁ 非常口だからありがたいと思って乗り込んだら、ビジネスでした。でも機内食の配り具合を見るとビジネスは全部エコノミー扱いになっているよう。食事もかな り寂しいもの(笑)。ま、短時間だしゆったり座れたんだからOKですけどね。機材はA330-200だったか。

ちなみに帰りのBR871(TPE1640-HKG1810)も同じ機材ですが、座席は後ろがトイレの36G。SeatGuru.comによるとリクライニングあまりしないのでイマイチとのことでしたがそれなりに倒れたので問題なかったです。往復ともシートは快適だったかな。

為替レートは台北桃園空港の両替で1HKD=NTD4.22でした。


- 行きの機内食。ご飯にクリームソースが少々(笑)。まぁ値段考えたらこれで十分でしょう

2009-04-21

旅ブログ、始めます

香港在住の携帯電話研究家、山根康宏です。世界中の携帯電話事情を追い求めてアジアを中心に世界各国を飛び回っている毎日です。

さて携帯電話や居住している香港の情報、趣味のネタなどはこれまでもBlogで情報を発信してきました。

- パーム飲茶Blog --- 香港やNokiaや携帯趣味のブログ
- 香港携帯情報局Blog --- 携帯電話関連情報ブログ

でも海外に出かけたときの、海外渡航そのものの情報や記録はこれまであまり発信してきませんでした。これだけあちこちに行っていると中には面白いネタなどもあるわけで、それらを今までのBlogとは切り離して新しく「旅ブログ」として始めてみることにしました。それがこの「山根康宏の旅ブログ」です。

まずはテストとして少しずつはじめていきます。タイトル名や利用するBlogサービスは今後変更するかもしれません。まぁこれまでのBlog同様、マイペースで続けてみたいと思います。


- 写真は韓国・Seoulの「THE WESTIN CHOSUN HOTEL 웨스틴조선호텔」(ウェスティン朝鮮ホテル)にて。もちろんこんないいホテルは滅多に泊まれません。義妹が抽選で宿泊券が当たり、1泊させてもらったもの