2011-09-15

ICEの食堂車をようやく体験

Germanyでの移動と言えばもちろんDB(Deutsche Bahn、ドイツ鉄道)。Germany内をくまなく高速鉄道網が張り巡らされています。チケットはオンラインで前売りを買うとかなり安いので、私はほとんど一等車利用。一等車だと車内アテンダントがいて軽食や飲み物を頼むことができます。まぁ私はいつも乗る前に駅の売店でソーセージやピザを食べて/買ってから乗り込むので利用することは無いのですが、今回はせっかくなので食堂車を使ってみることにしました。なお荷物が心配なのでワイヤーロックを持っていきましたが使わず。中型のスーツケースを無理して席上の棚に置いたのですが、食堂車に行く時間を途中駅に止まらない1時間のあいだにしたのでこれをおろして盗む奴はいないだろなー、と判断したのです。でも念のためやっぱりワイヤーロックはかけたほうがいいですね。

食堂車は高いとか味がイマイチとかいろんな評判がありますが、そもそも私は味を求めに行くわけじゃありません。車窓を眺めながらのんびりと食事をする、その時間を楽しみに食堂車にいくのですね。乗車したICE691はBerlin HBF始発で、私は次のBerlin Spandauから乗車。この後は次のBraunschweig HBFまで約1時間途中停車しないので行くならこの時間でしょう。さっそく食堂車まで移動するとちょうど2人テーブルが1つ開いていました。通路をはさんで4人テーブルと2人テーブルが並んでいますが、ビール片手に新聞読んでいる人、パスタを食べながら商談しているビジネスマン風の2人、そして家族ずれの4人はメニューがなかなか決まらない、なんて感じで日本の昔の食堂車の雰囲気にも似ていますね。テーブルに座ってもなかなかアテンダントの人が来ないのですがどうやら1人で注文と配膳をやっているのでバタバタしているみたい(後で気がついたのですが配膳はもう1人いました)。でも軽く手を上げてアピールしたら「はいはーい」って感じだったので私が席に着いたのは気がついているのでしょう。


- 食堂車内。お客さんいっぱいなので車内全体は撮れませんでした(前の席のおじさんが食事終わってから撮影)。テーブル5列だったかな(半室食堂、半室ビュッフェ)


- テーブル上にはおすすめメニュー。この値段見てほっとした(下調べしてなかった)。まぁEUR20くらいでもいいかー、なんて思ってたけどさすがにそんなに高くはなかったのですね

メニューは食事がEUR10前後、なので物価を考えればそんなに高いわけではありません。飲み物もEUR2-3なので、まぁそんなものでしょう。メニューは英語とドイツ語なので迷うこともありません。なんて書きましたが英語のメニューってのも普段から見慣れているわけじゃないので(しかもEurpoe/Germany料理多いし)、適当にチキンとライス、って書いてあるものとレモンティーを注文。動く列車の中でテーブルのある椅子に座って食事を注文する、ってだけでもなんだかワクワクしちゃいます。

注文したあとは料理を待つだけ。車窓をぼーっと眺めていると5分くらいで紅茶が出てきました。カップの上にお皿を載せているのは揺れに備えてでしょうか。紅茶を飲みつつ再び車窓に目をやると、列車で移動しているんだなーという実感が再びこみ上げてきます。やっぱり食堂車ってのはいいですねー。料理はそのあと10分くらいして出てきました。味はまぁ悪くないです。何よりもこの空間と時間は他では得られないものですしね。

さて食事が終わってからお会計です。テーブル会計ですが、レシートに「Tip in not includede !」とメモ書きが。チップに慣れていないアジア人だからかなー。ま、チップ文化なのでもちろん払ってきましたよ。だって食堂車ですごした1時間ってとても満足できましたから。


- まずは紅茶が出てきました。なるほど、さすがはGermany的な合理性と思えるこの姿


- そしてメインというか食事。鶏肉のクリームシチューで付け合せがご飯、てな感じ。米はさすがにアジアのものじゃないですけどうまかった(久しぶりの米)


- レシートにはチップはいってませんよ、と

0 件のコメント: